面取り加工の種類とポイント|用途に合わせた面取り種類と工具選定

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面取り加工は、部品の角(エッジ)を削り取る加工法で、角が鋭利で安全面や機械の摺動などに影響が出てしまう金属部品には欠かすことのできない加工です。 面取りは、主に45度に削り取る「C面取り」と、角のバリやカエリを落とす最低限の「糸面取り」、丸みをつけ滑らかにする「R面取り」に分類できます。 この記事では面取り加工の種類と、面取り加工時の押さえておきたいポイントについて解説します。

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面取り加工のポイント

面取り加工を行う際には、面取り個所を考慮した工具の選択に加えて、用途に応じた面取り形状の選択が重要です。

面取り箇所を考慮した工具の選択

工具の選択をする際には、面取り箇所を考慮することが重要です。 「面取り箇所が表面か裏面か」「加工部分にアプローチできる十分なスペースはあるか」などを考慮する必要があり、刃先の種類や工具の径がポイントとなります。

刃先の種類

刃先の種類を選ぶ際には、面取り箇所が表面取りか裏面取りかを考慮する必要があります。 工具の種類には、刃先交換式と固定式(ソリッドタイプ)がありますが、さまざまな種類の面取りを行う場合には、刃先交換式が最適です。状況に応じて刃先を交換することで、柔軟な対応が可能です。

工具径

面取り箇所へのアプローチが狭い場合には、どのようにアプローチをするかを検討する必要があります。 細い径の工具を使用することで、狙い通りの面取りを行うことが可能ですが、一方で、工具径が細いと振動が発生しやすく、強度が不十分な場合もあるため注意が必要です。

用途に応じた面取り形状の選択

面取りの形状は「C面取り」「糸面取り」「R面取り」の3種類に分類でき、用途に合わせた面取り形状を選定する必要があります。それぞれの面取り形状の特徴について解説します。

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C面取り

C面取りは、もっとも一般的な面取り方法です。単に面取りと表す場合にはC面取りのことを指す場合が多いです。 角に45度の面を作る加工法で、例えばC0.5と記載されている場合には、先端から0.5mmの幅で切削加工を行う必要があります。 C面取りでは、45度を効率よく実現できるように、工具の角度も45度のものを選定するのが一般的です。

糸面取り

糸面取りは、3種類の面取り方法の中でもっとも簡易的な方法です。 加工時に生じたバリやカエリを除去する最低限の加工法で、他の面取りに比べ求められる精度も高くないため、加工コストが低いことが特徴です。

R面取り

R面取りは、角に丸みを持たせた滑らかな面取り方法です。 他の面取りに比べ、完全に角をなくすため手触りがよく、民生品の外装部品などではR面取りが求められる場面が多くあります。一方で、高い品質が要求され、加工難易度も3種類の面取りの中ではもっとも高いため、加工コストが高くなります。

面取り加工の必要性

一般的に、面取りは図面で指示されます。仮に面取りに関する指示がない場合でも、エッジ部の糸面取りはしておくのが望ましいでしょう。もしバリやカエリなどが残っていた場合、糸面取りをしていないことで、後工程でのケガにつながる恐れがあります。 面取りは安全面以外に、部品のはめ合いにも有効です。特に穴加工をする際、穴の入口の面取りは確実に行う必要があります。面取りをしておくことで、部品の挿入を滑らかに行うことができます。

面取り加工とは?まとめ

この記事では面取り加工の種類と、面取り加工時の押さえておきたいポイントについて解説しました。 図面指示でよく見かける面取りですが、加工の目的を把握した上で適切な面取りを選択することが、付加価値の高い加工につながります。

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